「Stable Diffusionで画像を生成してみたけど、思うようなクオリティが出ない...」「ポーズや構図をもっと細かく指定したいのに...」

そんなあなたの悩み、実は拡張機能(プラグイン)の導入で劇的に改善できるんです。デフォルト状態のStable Diffusionは、いわば基本機能のみの状態。本当の力を引き出すには、拡張機能が必須なのです。

この記事では、AIイラスト中級者が最初に導入すべき厳選10個の拡張機能と、その具体的な使い方、インストール方法までを徹底解説します。記事を読み終わる頃には、あなたのStable Diffusionがプロのような仕上がりを実現する「神ツール」へと変身しているはずです。


Stable Diffusion拡張機能とは?基礎知識から始めよう

拡張機能(Extensions)は、Stable Diffusionの機能をカスタマイズ・拡張するための追加プログラムです。Web UIにインストールすることで、高解像度化、ポーズ指定、UIカスタマイズなど、様々な便利機能が利用できるようになります。

デフォルト状態では制限されている細かい指定が可能になり、画像生成AIの効率化も飛躍的に向上。プロのクオリティに近い仕上がりを実現するために、拡張機能の導入は必須とも言えます。

Stable Diffusion拡張機能を導入する前に確認すべきこと

1. 環境構築の確認

拡張機能を導入する前に、以下の環境が整っていることを確認してください。

  • Stable Diffusion Web UIが正常にインストールされている
  • Pythonが3.10以上である
  • GPUメモリが十分にある(最低8GB、推奨12GB以上)
  • インターネット接続が安定している

2. バックアップを取っておく

拡張機能のインストール時に予期しないエラーが発生する可能性があるため、事前に現在の環境のバックアップを取ることをおすすめします。特に設定ファイルやモデルフォルダは必ずバックアップしましょう。


Stable Diffusion必須拡張機能10選と使い方

第1位:ControlNet|ポーズ・構図を完全指定

ControlNetはStable Diffusion拡張機能の中でも最も重要です。このプラグインを使うことで、ポーズや構図、背景の配置など、生成画像のあらゆる要素を細かく指定できるようになります。

ControlNetの具体的な使い方:

  • 参考画像をアップロードしてポーズを固定
  • SketchモードでFreehandに構図を描画
  • Depthモードで奥行き感を調整
  • Cannyモードで輪郭線を指定
  • 例えば、「立っている人物を向かって左向きで、手は腰に当てた状態で生成したい」という場合、ControlNetで参考画像を指定すれば、そのポーズを完全に再現できます。これまで試行錯誤が必要だった細かい指定が、一発で実現できるようになるのです。

    第2位:upscayl|高解像度化と品質向上

    デフォルトの512×512サイズでは満足できない場合、このアップスケーラー拡張機能が活躍します。最大4倍の高解像度化が可能で、生成後の画像品質を飛躍的に向上させることができます。

    特にディティールが失われやすい顔や手の描写が、高解像度化により格段に改善されます。AIイラストの最大の課題である「手の違和感」も、このツールで大幅に軽減できるでしょう。

    第3位:After Detailer|顔と手の自動修正

    AI画像生成の最大の悩みである「顔の崩れ」「手の違和感」を自動で修正してくれるプラグインです。導入後は、生成完了後に自動的に顔と手の領域を検出し、リファインしてくれます。

    設定は非常にシンプルで、チェックボックスをONにするだけで効果を発揮。クオリティ向上の効果は絶大です。

    第4位:Tile Upscaler|広い領域の高解像度化

    upscaylが単一画像向けなのに対し、Tile Upscalerはより広い領域や複雑な構図の画像を高解像度化するのに優れています。背景や全体の風景を含む画像生成時に活躍します。

    第5位:Dynamic Thresholding|多様性を保ったまま品質向上

    プロンプトの指示をより正確に反映させながら、同時に多様な画像バリエーションを生成できるプラグインです。「つまらない画像になりやすい」という拡張機能の弱点を補完します。

    第6位:Seed Variation|再現性と多様性の両立

    同じシードから複数の異なる画像を生成できるプラグイン。「この構図は気に入ったけど、別のバリエーションも見たい」という時に非常に便利です。

    第7位:Prompt Matrix|プロンプト比較機能

    複数のプロンプトを同時に試して、結果を一覧で比較できるUIカスタマイズ系プラグイン。最適なプロンプトの組み合わせを効率的に見つけられます。

    第8位:Style Preset Manager|生成スタイルの管理

    よく使う「絵柄」「スタイル」をプリセットとして保存できます。毎回同じプロンプトを入力する手間が省け、AIイラスト作業の効率化が実現します。

    第9位:Batch Processing|一括生成

    複数の異なるプロンプトで一括生成できるプラグイン。就寝時などに自動実行させれば、翌朝には大量の候補画像が完成している状態を作れます。

    第10位:Settings UI Organizer|インターフェース整理

    Stable Diffusion Web UIの複雑な設定画面を、使いやすくカスタマイズできるプラグイン。よく使う機能を上部に配置したり、不要な項目を非表示にできます。


    Stable Diffusion拡張機能のインストール方法【徹底解説】

    ステップ1:Web UIの「Extensions」タブを開く

    Stable Diffusion Web UIを起動して、画面上部の「Extensions」タブをクリックしてください。

    ステップ2:インストール方法を選択

    以下の2つの方法からインストール方法を選べます。

  • URL Install:GitHubなどからコピーしたリポジトリURLを貼り付けてインストール
  • Available:事前登録されている拡張機能から選択してインストール
  • 初心者向けには「Available」から選ぶ方が安全です。

    ステップ3:拡張機能を検索して選択

    「Available」タブで、導入したい拡張機能の名前を検索ボックスに入力します。例えば「ControlNet」と検索して、該当する拡張機能を見つけてください。

    ステップ4:インストールボタンをクリック

    目的の拡張機能の右側にある「Install」ボタンをクリック。ダウンロードとインストールが自動的に実行されます。

    ステップ5:Web UIを再起動

    インストール完了後、Stable Diffusion Web UIをブラウザで再読み込み(F5キーまたはCtrl+Rキー)してください。新しいインターフェース要素が表示されれば、インストール成功です。


    ControlNet使い方|最重要拡張機能をマスターしよう

    先ほど紹介したControlNetは、他の拡張機能とは比較にならないほど重要です。ここではControlNetの具体的な使い方を、より詳しく解説します。

    基本的な使い方:5ステップ

    ステップ1:ControlNetを有効化

    Web UIの下部に表示される「ControlNet」セクションで、チェックボックスをONにします。

    ステップ2:コントロール方式を選択

    以下の5つから目的に応じて選択します:

  • Pose:ポーズを指定
  • Canny:輪郭線を指定
  • Depth:奥行き感を指定
  • Normal:法線情報で立体感を指定
  • Sketch:フリーハンドで構図を描画
  • ステップ3:ガイド画像をアップロード

    Poseモードの場合、参考となるポーズ画像を選択します。自分で撮った写真やネットの画像でもOK。

    ステップ4:プロンプトを入力

    通常通り、生成したい画像の説明文(プロンプト)を入力します。ControlNetはポーズや構図を固定し、プロンプトがキャラクターのスタイルや背景などを決定します。

    ステップ5:生成実行

    「Generate」ボタンをクリックして、生成を実行。ControlNetで指定したポーズで、プロンプト通りのキャラクターが生成されます。

    ControlNetで実現できる具体例

    例1:目を閉じた表情を確実に生成

    プロンプトで「目を閉じた」と指定しても、生成された画像では目が開いていることがよくあります。Sketchモードで目の部分に線を引くだけで、確実に目を閉じた状態を生成できます。

    例2:特定の手ポーズを再現

    「ハート型を作る手」「ピースサインをする手」など、複雑な手のポーズを指定したい場合、参考画像をControlNetでアップロードすれば、そのポーズを正確に再現できます。

    例3:背景の構図を固定

    「左手前に人物、右奥に建物」という構図を維持したまま、異なるキャラクターや背景を試したい時、Depthモードが活躍します。

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